2023年度の最低賃金は、全国平均を現在の961円から1002円にするとの目安が示されました。
41円引き上げ、4.3%アップで共に過去最高となった。
都道府県別の最低賃金は、
・A地域(41円)東京1113円・神奈川1112円・大阪1064円・埼玉1028円・愛知1027円・千葉1025円
・B地域(40円)京都1008円・兵庫1000円・静岡984円・三重973円・広島970円・・・
・C地域(39円)岩手・山形・鳥取・大分894円・青森・秋田・高知・・・宮崎・鹿児島・沖縄893円
時給格差は東京と沖縄他で220円と広がっている。
小規模事業所の介護パートは最低賃金で働いている者が少なくありません。
39円~41円引き上げは朗報ですが処遇改善加算の取扱いは、「最低賃金<時給+ベースアップ加算等」としていると実質の最低賃金は適用されかねません。処遇改善加算を基本給引き上げに使用せずボーナスで支給している場合、時給は最低賃金のままです。
介護正職員の最低賃金基本給月額は、東京の場合、1113円×所定労働時間172時間(21.5日)=191,436円となります。パートと同じように処遇改善加算の使われ方によっては毎月給与は最低賃金以下の適用になってしまいます。